能力・努力・運

1981年に岩波書店から発刊された本で、

簡単に述べると「成功に必要な要素」は何か？

確かそんな感じの内容だったと思う。

※著者 宮城 音弥氏

 

そして、今も非常に印象に残っているのが、

能力2割。努力3割。運5割という比率。

つまり、成功に必要な要素の半分は運ということ。

読んだ当時(20代前半)は才能が一番と思っていた時期だが、

この本を読んで妙に納得した覚えがある。

 

何故なら、どれだけポテンシャルがあったとしても、

人との出会いに恵まれなければ能力を発揮できないこともあるし、

同期に自分よりも優秀な人がいればスポットを浴びることもない。

運というのは実に様々な場面で重要な役割を果たしている。

 

しかし、運がよければ全て成就するのか？

と問われると、それは違うと思う。

何故なら、待つだけでは運を呼び込むことは難しいからだ。

なので、一番大事なのは運を呼び込む行動力。

それが能力や努力、運と交じり合うことにより、

実現力に昇華することになる。

 

実現力は言わば成果を残すということだが、

その積み重ねが自信を生み、その人の魅力となっていく。

だから、相手から信用されるし、運を呼び込む機会が増える。

 

そう、「運は呼び込める」のだ。

 

結局のところ、地道な努力に勝るものなし。

という結論に辿り着くわけだが。

能力を引き出す努力があればこそ、

幸運の女神も微笑んでくれるということだろう。

 

愛LOVE日本酒

大宮賢悟